ワルツショップのこだわり
ワルツ生活
「いつ行っても発見がある店」をめざしています。
藤田さんは普段どのような業務に携わっていますか?
ワルツショップの企画・開発業務や、商品のバイイングなどに携わっています。
商品を仕入れてそれを販売するための企画を起こし、販促物を作って販売するという、ひと通りの業務を手がけています。
ワルツショップで特に力を入れているのはどのようなことですか?
一番力を入れているのは、やはりコーヒーの販売です。ワルツショップでは約30種類のコーヒーを扱っており、50グラムという少量から販売しています。対面販売でお客様のニーズをお聞きし、「こんなコーヒーがおすすめですよ」というご提案しています。
ワルツショップで働くスタッフのほとんどが、J.C.Q.A.「コーヒーインストラクター3級」の取得者です。パートスタッフがインストラクターの認定を取得し、コーヒーの専門知識を身につけているお店は珍しいと思います。
お客様にご自宅で楽しくコーヒーを飲んでいただき、豊かなおうち時間を過ごしていただくためのサービスをめざしています。
初めてコーヒー豆を買いに行った時に、スタッフの人にどんなことを伝えれば良いですか?
ワルツショップではお客様へのヒアリングを必ず行っていますので、どういう味がお好みなのかをスタッフにお伝えいただければと思います。「苦いコーヒーが好き」「酸味のあるものが好き」などとお伝えいただけば、お好みに合ったコーヒーをご提案します。
自分の好みが分かっていない場合は、どのコーヒーから試すのが良いですか?
当社の商品は、ミディアムローストからハイローストあたりの「中煎り」のものが多いです。また、キリマンジャロとかモカマタリといったシングルオリジン――いわゆる「単品」の豆も置いていますが、そういう豆は若干「浅煎り」にしています。単品の豆は繊細な味のものが多いので、浅めに煎った方がポテンシャルを引き出しやすいのです。
コーヒー以外の商品については、どんなこだわりがありますか?
お菓子については、「コーヒーや紅茶に合う」という視点で選んでいます。
たとえば、4種類ほど販売している豆菓子はコーヒーに合うお菓子としてご好評いただいており、年間で6万個ほど売れています。
また、当社のPB(プライベートブランド)として、「炭火焼ブレンド珈琲ゼリー」や「完熟三ヶ日ミカンゼリー」なども販売しており、そちらもおすすめです。
自分へのご褒美に買いたくなるようなちょっと贅沢な商品や、プレゼントにぴったりの商品など、スーパーとは違う品ぞろえを意識しています。
パンやお菓子の材料を販売していることも特徴だと思います。かなり本格的なものを置いていますよね?
はい。パンの材料の小麦粉もたくさんの種類を置いていますし、ナッツなどの種類も豊富です。コーヒーの専門店でありながら、製菓・製パン材料のラインナップが豊富な店というのは、なかなか珍しいと思います。幅広いカテゴリーの商材をお客様に提案できることは、ワルツショップの強みだと考えています。
商品を仕入れる際に、藤田さんが特に意識していることは何ですか?
季節を意識して商品を選んでいます。たとえば夏なら、暑い日においしいアイスコーヒーや、濃厚マンゴープリンなどのスイーツを充実させています。12月ならクリスマス、2月はバレンタインデーに向けた商品、3月は桜にちなんだものなど、季節に合った商品を提案しています。また、新生活が始まる4月には、「パンづくりを始めてみませんか?」という提案の気持ちを込めて、「パン祭り」を企画しました。毎月いろんな企画を行っています。
季節に合った商品を仕入れたり、毎月イベントを開催したりするために、藤田さんはどのように情報収集を行っていますか?
ネットやインスタグラムなどのSNSを常にチェックして、情報を集めています。また、展示会でいろいろなメーカーの方と情報交換をすることも重要です。商品を仕入れる際には実際に自分で食べてみないと判断できないので、会社にいる時は企画をまとめたりしながらいろんなものを食べています。その結果、3年で15キロ太りました(笑)。
藤田さんが仕事を通して喜びを感じるのはどのようなことですか?
私はワルツショップ17店を定期的にまわり、店舗のスタッフにヒアリングをしています。その時にうれしいのは、「あの商品が予想以上に売れています」という声を直接聞けることです。自分が導入した商品に対してスタッフやお客様から良い反応をいただけると、喜びを感じます。
ワルツショップを、どのようなブランドにしていきたいですか?
「○○のためにワルツに行こう」と、目的を持って来ていただける店にしたいと思っています。たとえば、手土産を買う時や、親戚や家族が集まる時に、ワルツに行けばちょっとおいしいものが買える。そうイメージしていただけたら「ワルツに行こう」と思っていただけると思います。
私がめざすのは、ワルツショップを「いつ行っても新しい発見がある店」にすることです。どの季節に行っても旬の商品が置いてあり、ワクワクできるようなお店を作りたいと思います。
J.C.Q.A.認定
コーヒーインストラクター1級
RCS本部 企画開発室・バイヤー
藤田 直也
ワルツショップの店内を撮影しました。
ワルツショップでは、自社焙煎のコーヒー豆や製菓・製パン材料・器具、食品など幅広い商品を取り扱っています。豊富な品揃えで人気の豊橋藤沢店にカメラを持ち込み、店内の様子を撮影しました。訪れるだけで思わず楽しくなる、店内の様子をご覧ください。